インバウンド カフェ

インバウンド事例集

2011年07月05日 駐日大使館員の日光・鬼怒川観光促進ツアー

駐日大使館員の日光・鬼怒川観光促進ツアー2011


平成23年6月25日~26日、駐日大使4名、ほか大使館員・家族59名(計20カ国、63名)を栃木県日光市にお連れして、世界遺産を有する、自然豊かな同地を訪れるツアーを実施しました[主催:鬼怒川・川治温泉観光協会インバウンド誘致委員会、共催:栃木県(栃木県国際観光推進協議会)、日光市、日光地区観光協会連合会、国際交流サービス協会、後援:観光庁、協賛:足利銀行、協力:JR東日本、東武鉄道、日光市国際交流協会]。


新緑が爽やかな季節の中、世界文化遺産である東照宮などを見学し、かつて多くの大使館により夏の間避暑地として外交の舞台ともなった中禅寺湖畔の自然を堪能。 2日目には世界各地を代表する建築物を展示するミニチュアパーク、江戸時代へあたかもタイムスリップしたかのようなテーマパークなどを巡るプログラムで、それぞれ地元の皆さんが世界中からの参加者を精一杯おもてなしした2日間でした。梅雨の真最中に当たり時折雨に降られましたが、訪れる先ごとにさまざまな魅力を楽しむことができました。


 

最初に訪れた『日光東照宮』では、記念撮影のあと三猿や鳴き龍をガイドの説明で見学しました。また普段は立ち入ることができない「将軍着座の間」にて神主さんから説明を受けました『輪王寺護摩堂』では、立ち上る護摩の炎を直接間近に見る体験をしました。

林野庁・森林管理署の方から日光の自然の素晴らしさの説明を受けながら奥日光『戦場ヶ原』『湯ノ湖』を車窓から見学した後、『湯滝』を見物しました。「これは人工物ですか?」と質問が出るほど、豊かな清い水と天然の造形美に、参加者は心底驚嘆された様子でした。

『中禅寺湖』の遊覧船に乗船した30分間は、雲の間から青空が顔を出し、参加者は湖を取り囲む自然を心地よい風を受けながら満喫することができました。

宿泊先の『鬼怒川グランドホテル夢の季』での夕食会では、地元の「こどもおはやし」が軽快な音色を奏でる中入場し、観光庁溝畑宏長官、栃木県福田富一知事、日光市斎藤文夫市長、足利銀行藤澤智頭取も会場で参加者を歓迎しました。アトラクションとして「龍王太鼓」の荒々しい演奏と舞、温泉街で培われてきた「芸妓踊り」と「お座敷遊び」、キャラクターたちとの記念撮影などで楽しいひとときを過ごしました。栃木県の農産物の展示、地元産の日本酒・ワインの試飲、日光天然氷を使った「かき氷」などにも多くの方が興味を引かれていました。最後に広い会場をいっぱいに使って全員で「日光和楽踊り」を踊り、楽しい時間を終了しました。

一日の最後に、希望者はホテル内・外の貸切温泉に入りました(協力:鬼怒川プラザホテル「あけび」、あさやホテル)。日本の温泉のスタイルに慣れていなくて大浴場に入るのは躊躇される方でも、本物の温泉を落ち着いて堪能でき、大変好評でした。


 

2日目の朝は、温泉街の街並みを車窓から見物したあと、鬼怒川温泉のパワースポット「楯岩大吊橋」を徒歩で渡りました。鬼怒川渓谷をはるか足元に見下ろしているうちに、名物のライン下りの船が川を下っていく様子を眺めることができました。

世界遺産などが25分の1の大きさで再現されている『東武ワールドスクウェア』では、各自のペースで見学し、参加者の男の子は「世界一周だ!」と元気いっぱいに駆け出していきました。

『EDO WONDERLAND日光江戸村』の入り口の関所ではキャストが左右に整列して出迎えてもらったのち、忍者の襲撃を受けたり、マスコットのニャンまげのかわいらしい振る舞いになごんだりしながら、村の中を進んでいきました。「祇園一力茶屋の場」を題材とした《花魁(おいらん)ショー》ではツアー参加者のひとりが大石内蔵助(くらのすけ)に扮して舞台に登り、花魁との掛け合いのセリフ回しとアクションが日本人のお客様にも大うけでした。《忍者ショー》では、間近に繰り広げられる忍者たちの機敏で大胆なアクションに驚嘆されることしきりでした。


今回のツアーでは日光・鬼怒川の魅力を1泊2日に凝縮しましたが、とても全てを取り上げきれませんでした。しかし、ツアーの途中「すばらしい!」と声を上げたり、地元関係者による温かいおもてなしに素直に喜びを表していた参加者の様子から、きっと皆さん楽しんでいただけたものと確信しています。

(このツアーの模様は、「下野新聞」、「朝日新聞」・「毎日新聞」・「東京新聞」・「スポニチ」栃木版2011年6月26日朝刊、また、NHK、FNN、とちぎテレビのニュースでも紹介されました。)




2011年06月08日 萬祝染めワークショップ

東京スタディーツアー

(まい)(わい)染めワークショップ


平成23年5月28日(土)、六本木の国際文化会館にて、6カ国14名の駐日外交官とそのご家族が千葉県指定伝統的工芸品である「萬祝染め」を体験しました。講師は、千葉県鴨川市にある萬祝染元「(すず)(せん)」三代目の鈴木(こう)(すけ)さんです。



初めに、萬祝染めの歴史や技術について学びました。萬祝は千葉県房総半島が発祥とされ、桁外れた大漁のときに、船主さんが漁師さんにお祝いの品として贈った品(反物)です。鶴や亀、七福神や宝船などおめでたい図柄で構成され、漁師さんの奥さんたちが半纏(はんてん)(なが)()に仕立てて、お祝いのときにみんな揃って着ていたそうです。通常、萬祝を一反仕上げるのに型紙作成、色差し、地染めなど12の工程がありますが、今回のワークショップでは「色差し」の工程を体験しました。





まず、参加者は5種類の下絵の中から好きなデザインを選び、布地に「のり」と呼ばれるもち米や米ぬかを練って作った輪郭の内側に刷毛筆を使って9色の顔料で色づけします。色と色の境をぼかしてグラデーションをかけることで立体感を出したり、原色を使って迫力を出したり、それぞれの感性でオリジナルの作品に仕上げていきました。そして翌日、余分な「のり」の部分を洗い流して完成です。講師の鈴木さんは、「見本を何度も何度も眺めて配色を決める日本人とは対照的に、みなさんは決して迷うことなく大胆に色付けされるんですね。」と驚いていました。



萬祝を贈る風習は、残念ながら時代とともに消えてしまったそうですが、講師の鈴木さんは学生や留学生を対象にしたワークショップなどを開催して、その技法を大切に伝え守っています。今回のワークショップをとおしてより多くの国の外交官たちに日本の染物文化を紹介することができました。そして参加者からも「とても興味深い体験だった。」と大変喜んでいただけました。




2011年03月08日 早春の千葉県房総ツアー

東京スタディツアー

早春の千葉県房総ツアー 



平成23年2月26日(土)、駐日大使を含む大使館員とそのご家族(13カ国、38名)を、千葉県南房総エリアへご案内するツアーを実施しました。都心から2時間ほどの距離とは思えないほど豊かな自然に恵まれたこのエリア。早春ならではの観光スポットを訪ねながら、地元の人々との温かい交流とおもてなしに、皆さんは大変感激されていました。


お天気に恵まれ、まさに小春日和。房総の魅力満載のこのツアーは、外国人のお客様にはまだまだ観光地としての認知度の高くない当地をご紹介することを目的に、千葉県観光協会をはじめ、多くの地域の方々からの協力を得て催行されました。

外務省を出発した一行は、アクアラインを経由し「海ほたる」パーキングエリアで360度のパノラマビューを楽しんだ後、「ビッグひなまつり」が開催されている勝浦市へ。会場内のあちらこちらに飾られたひな人形の華やかさがとても印象的で、皆さんシャッターを切る手が止まらないといった感じでした。

続いては、小湊(こみなと)の海を目の前にする絶好のロケーションに立つ旅館「満ちてくる心の宿 吉夢」での昼食。片桐有而(かたぎりゆうじ)鴨川市長より歓迎の言葉を受けた後、新鮮な海の幸を中心としたこの土地ならではの和食を堪能しました。昼食会場には、千葉県の伝統工芸である「萬祝(まいわい)染め」の展示があり、染物職人の鈴木(すずき)(こう)(すけ)さんがお持ちくださった半纏(はんてん)を羽織って記念撮影。大胆で美しい色彩に、皆さん魅了されていました。



食事の後は鯛の浦遊覧船に乗船。ここ鯛の浦には、水深150mの海底に生息すると言われている鯛が、わずか10~20mの場所に定住しています。船上から投げ餌に集まってくる無数の鯛を見て、一行は大いに盛り上がりました。


その後は、千倉町平磯地区へ移動。花っぱいの風景とそこに漂う花の香りに、女性陣は感激され、ストックや金魚草などの花を夢中で摘み、男性陣はその様子をほほ笑ましく見ていらっしゃいました。花農家平磯会の方々との日本語と英語の入り混じった温かい交流も、皆さんの心に印象深く残ったようでした。

そして次は、鋸南町(きょなんまち)菱川師宣(ひしかわもろのぶ)記念館での館内ツアーと浮世絵体験。浮世絵は外国の方々に大変好まれる日本美術ですが、師宣がその浮世絵の元祖であるとの説明を受け、みなさん展示物をひとつひとつじっくりと鑑賞していました。お待ちかねの浮世絵体験では、師宣の代表作、「見返り美人」を作成、みなさん満足のいく出来栄えに喜ばれていました。



最後は道の駅「the Fish」でお買いもの。新鮮な魚や地元で採れた野菜、そして入手困難な見波亭のこぎり山バウムクーヘンなどで買い物かごはいっぱいでした。

南房総のいいところをできるだけご紹介したくて、内容盛りだくさんになり過ぎた今回のツアーでしたが、恵まれた観光資源はもとより、行く先々で受ける地元の方々との心温まる交流に、皆さんは心から感激された様子でした。「また来たい」、「今度はゆっくりと泊まりがけで」との声も多かったことから、当地の魅力をお伝えできたことは確かなようです。





2011年02月14日 駐日大使館員の雪国ツアー2011

2011年01月13日 日本のOmotenashi―癒しと寛ぎの温泉旅館2

2010年12月15日 文楽鑑賞

2010年12月10日 日本のOmotenashi―癒しと寛ぎの温泉旅館

2010年11月15日 日本のOmotenashi―外国人が喜ぶ旅館2

2010年11月09日 駐日外交官の静岡県視察ツアー2010

2010年11月01日 谷中ツアー

2010年10月15日 日本のOmotenashi―外国人が喜ぶ旅館1

2010年05月29日 スノーモンキー

2009年10月14日 福島ツアー

[上に戻る]


Powerd by Google

Link


 

Site management

International Hospitality and Conference Service Association (IHCSA)
Annex. Ministry of Foreign Affairs. 2-2-1 Kasumigaseki, Chiyoda-ku, Tokyo 100-0013, Japan